海一列目のAtelier日記 by Ikeda Art Planet

京都のプロダクトデザイン事務所「イケダアートプラネット」1999年 四条烏丸。2011年 平安神宮横の「町家Atelier」をへて2023年11月 京都府久美浜町「海のAtelier」に移転。このHPは当社の本業とは別〈海辺に家を建てて移住しちゃった京都人の日記〉波打ち際のアトリエからこっそり更新中。

2021-01-01から1年間の記事一覧

また会う日まで。

とつぜん大晦日。2021年が終わります。 変化に富んだ一年でした。別れや重大事も多かったのですが それはすなわち新たな始まり。 未来におおきな光が差しこんでいます。 マカロン。ほんとにありがとう。 18の誕生日のこの正月は 彼女を偲びながらすごします。

運がよかったみたい。

あの日。 電車のガラスが雪で割れて一時間待たされたとか 車体に詰まった雪で徐行するほど揺れたとか。 京都着が深夜になって 大変だったと思っていましたが… 琵琶湖の西側を通ったから帰れたけど、 東側を通ったらこーなって帰れなかったわけです。 〈人の…

雪国からの帰宅。

国境の長いトンネルを抜けると雪国ではなかった…。 北陸からの帰宅。 京都市に入るとパタリ雪は消えました。 兵庫・京都・滋賀の山間部で過去最高を記録した積雪。 陸路の大半は事故と立ち往生で次々に通行止め。 JRの指定席をとっていたサンダーバードはホ…

TAKEOUTしてきました。

珈琲を煎れる。 早朝と深夜。それに朝昼晩。最低各1回ずつ。 数十年間COFFEE漬け。 体内水分の大半はCOFFEE。 定義によっては〈ワタシはCOFFEEである〉といえるかも。 ただ『病院に行く日』だけは別。 前日の21時からカフェインレス。 病院を出るまでの15時…

雪山をぬけて福知山の先へ。

福知山で10時の打ち合わせ。 寒波で積雪のため夏タイヤでの移動を断念。 急遽JRの9時54分着。HASIDATE1号を予約。 同時刻京都発のMAIZURU1号が積雪のため運休とのこと。 その乗客も途中まで同乗。 デッキ・通路はMAXの過密乗車。 雪景色のなか福知山へ。用事…

Eames Lounge Chair VS BIBENDUM。

イームズ。コルビュジエなどなど。 ただいま読書用の椅子を探索中。 椅子を学んでいたころには垂涎の的だったあの名品たち。 いまでも正規品は50万円100万円なのですが まったく同じ品が5万円10万円でなんでもそろいます。 〈リプロダクト品〉イイ時代になっ…

国宝 池大雅 十便図から釣便。

蓑もつけず笠もかぶらず舟にも乗らず 一日東の軒端で釣りを学ぶ 客が来るたび酒を持参するので 釣り糸を垂れれば小魚がかかる これが夢のひとつ。 山水画にぽつんと描かれた釣り人のように 竿一本とブリキのバケツだけをもって 枯れた釣りがしたい。 ただた…

ミズナラスティックについて。

山崎やイチローズモルト。 近年世界的に評価が高い日本産ウイスキー。 プレミア価格でただ眺めるだけ。 日本産ウイスキーには独特のフレーバーがあるとされていますが その最たるものは熟成樽の香り。ミズナラことドングリの木。 日本固有の熟成樽はジャパニ…

半導体不足が我が家にもやってきた。

在庫切れ。 電化製品の入荷が未定。 コンピューターとか車とかのハデな話じゃないです。 あらゆる分野で ジミに製造がストップしています。 電気が流れる製品で半導体が使われていないものなんて今どき無いのでした。 なので良いものから順に市場から消えて…

夜の大阪から京都へ。

淀屋橋から四条へ。 ザワザワした師走の夜。大阪も京都も活気がみなぎっておりました。 ただ今年が終わる実感は全くない。 今年はどこにいったのか。 こういう時代の感覚に慣れていかないと 時間だけが過ぎていきます。

海一列目。

あこがれの場所に住む。 鎌倉で暮らす。沖縄で暮らす。東京で暮らす。 山で暮らす。離島で暮らす。 人の夢はさまざま。 現在ワタシたちは京都の古民家に住んでおりますが これも誰かにとっては夢なのでしょう。 で、ここからが問題「海で暮らす」とはどうい…

与謝野で会いましょう。

どうしてもスケジュールが合わず 双方の出先の都合で場所を決めました。 〈そうだ与謝野町で会いましょう〉 京都とはいえ日本海に面した田舎町。 与謝野晶子の与謝野性はこの地に由来します。 過去に一度だけ与謝野駅で途中下車してホームで一時間待った苦い…

運んだ蜂はもういない。

蜂蜜を毎朝食べるので 定期的にドラートへ買いに行きます。 ちいちゃなヤツが運んできたちいちゃな欠片を ワレワレが食べるまでには無数のストーリーがあるはずですが 当事者の働き蜂は冬すら越せずに全滅します。 最後まで残るのは女王蜂が一匹。 それと集…

日本酒と蛸焼き。

高い酒ではなく 気兼ねなく飲める安くて旨いこれからの酒を探しております。 現在のワタシの一押し。 三春五万石。 この酒は税込で1500円。 加賀百万石に比べりゃ20分の1の石高ですが 出来は五十万石。たいしたもの。 福島の若いサラリーマン杜氏の酒。 ラベ…

寺町御池下ルの足下。

最近、土間の床材が気になっておりまして 店舗の床をガン見してしまいます。 〈鳩居堂〉はリニューアルしたてなのですが 一年ももたずにコケで全面緑色。 この素材では無理も無い。たぶん直らない。足下も壁も気になります。 つぎに〈スマート〉で昼食。入り…

Reception Gardenのパフェ。

ここはフルーツ王国。 季節毎のパフェを きっちり一年間食べ続ける。それを数年繰り返すと 地元フルーツの品種の差と収穫時期がわかるようになってきました。 2週間ごとに品種が変わっていくのは梨とメロン。 最初が甘くだんだんさわやかな味に変化していく…

Glassy lagoon。

おだやかな水面。 映り込むおおきな景色。 拘束される日々の中でわずかな隙間を見つけては いつも訪れる場所。 P9と書いてあるのが 気になってます。

新MacBook Pro購入への道。

MACを買い換える瞬間が近づいております。 現在使用のMACはバカMAC。 3年前にエースのiMacが爆死。あわてて在庫品を緊急購入したので時期が最悪。 買った次の月にモデルチェンジして 新品でありながら4年前から発売してた旧型となりました。 しかもスタート…

湘南ではなく京都の海。

この季節。シーズンオフなので駐車場は無料。 ど田舎なのにサーファーだらけ。 過疎の商店街に人影は無し。なのに 海沿いだけはえんえん密。 隙あらばクルマ。着水さえできればカヌーやウインドサーフィン、 ジェットスキーも密。 ここは京丹後市。 どこから…

霹靂一閃。

秀でたものが一つ。 それで十分。 というかそれこそが難しい。 茄子の朝漬け。 京都通も知らない地元の秀作。 これ一択のみ。他はいたってフツウ。 壱ノ型だけ。 福田本店おそるべし。

菊はただ愛でるにかぎる。

観光地は紅葉ですが 町家は菊。 そんな時節。 とりあえずビール。のように とりあえず菊は和のデザインで多用される図案のナンバーワン。 長年作画のしすぎで食傷気味でしたがその手のことからは解放され、 今は冷静に眺めることができます。 四君子は蘭・竹…

紅葉はじまる。

朝さむい。金木犀がいっきに散りました。 ここからは一斉に紅葉押しで京都は観光客でパンパン。 岡崎界隈の平穏も終了です。 〈イケダさんごめんなさい。その日も無理なんです〉 何日か会食を予約したい日があるのですが どの日もどこも全部ダメ。 優良店は…

田んぼの白鳥。

荒い画像ですが サギじゃないです 白鳥。 京都も飛来地域ですが 田んぼの白鳥なんて初めて見ました。 ぐいぐい顔を土に突っ込んで何か食べてます。 どの白鳥も首が器用に動いて強引。 生々しい。 サギのほうがよっぽど優雅。 見なきゃよかったかも。

中書島駅の待合イス。

京阪 中書島駅。 今は通勤時間ではなく ホームの待合室に人影はなし。 このイスに座るのは疲れきったサラリーマンたちか。 待合イスは整いイス。 ただ痕跡が残るばかり。 毎日おつかれさまです。

青天白日。

見上げればいまだクラクラする体調とあいまって はてしなく広く感じる空。 空が高い。 自分がすこし変わると おなじものでも違って見えはじめる。これはいい兆候。 今週来週と今後を左右する出会いが目白押し。 そのとき自分はどう判断するのか 予想できない…

11時45分のユニオン。

ユニオン。 京都の中京区。室町通。働く街に残った最後の昭和喫茶店。 ひさびさに1人で珈琲を注文。 自分の会社に肌があわず 社内のデスクじゃ仕事がはかどらない仮面サラリーマン達の憩いの場。 ユニオン。 昭和のかくれ里。 令和でもいまだ健在。京都の七…

ミッションの後にはご褒美を。

無用なストレス。 「嫌だな」ってことからは とりあえず遠ざかるにかぎる。 しかし人の世はそーもいかないことばかり。 少しずつガマンした「嫌だな」は心の中に積み重なってカタい岩になり、 自分のココロにさえ向き合えなくなった頃には 「嫌だな」どころ…

カニの季節。

いまはどの店も カニ押し。 食べ放題や尽くしほどには愛してないので 旬の最初にちょっとだけ食べて喜ぶのが カニとの付き合いかた。 海の街はサカナ押し。 おいしい地元野菜が沢山あるはずなのに全品サカナしか出してもらえず。 ま。美味しいからいいんだけ…

すぎてたぞ HALLOWEEN。

あまりにバタバタした10月の後半。 神戸の街で仮装した集団をみて〈しまった〉と気がついたのが 10月31日当日の夜。 今年のハロウィンはなんにもなし。 写真は2017年。 4年たって世界も我が家もずいぶんと状況が変わりました。 新しい出会いも多く 流転の旅…

みんな動物。

駐車場でサルの子供がアンテナを噛んでます。えんえんと。 田舎はなんでもありやな。と言っていた その一時間後 国道に止めたクルマの横で 空を見つめる若者あり。 足元には立派にでかいシカが 死んでおりました。 京都も少し離れれば田舎。夜にシカを目撃し…