京都の温度は一定じゃない。
「京都に平熱はない」この街で生まれ生活し常に感じていた事。
都市力ランキング全国1位。
なのに不快指数全国1位の街。京都。
こうも行く先々で温度感が異なる街もめずらしい。100m移動するだけで1°刻みに変化する洛北。
風が遮られうだる盆地の底・洛中。四季折々住む人を翻弄する気密性のない京町家。
観光都市としての変革。伝統産業と先端技術の同居。寺社仏閣。茶道。華道。
大学生の人口比率全国1位の街。いいかえれば先生と呼ばれる人だらけの街。
住み続けてなお捉えきれない各界の京都人たち。それぞれに異なるバイブス。混沌。
スマホのアプリで〈ただいま15℃〉と、
ザックリ言われても納得できず、
温度計を持って京都の街を計測したら9℃から30℃まで実に様々。15℃の場所などどこにも無く、
暑すぎたり寒すぎたりでナニを着ていってもチグハグに。
では京都に平熱はないのか。つまりは、
それぞれの場所やシチュエーション、誰と何処で会うかで平熱は異なるという事実。
その時々の体感温度がすべて京都の微熱だと思うのです。
なんとなく感じていた異なる温度を実際に計測してみたい。
写真で瞬間を記録し文字で出来事を綴るのがブログ日記であれば〈その瞬間の温度〉も記しておきたい。
それが本ブログのテーマ。
個々の微熱を日々記す事で「京都の平熱」に迫ってみます。