Atelier日記「京都の平熱」by Ikeda Art Planet

京都のプロダクトデザイン事務所「イケダアートプラネット」2011年11月1日 四条烏丸から平安神宮のよこ・大正後期築の町家「京町家@Atelier」に移転しました。このHPは「和」のしつらえや提案「日本的なモノ」を求められる当社の本業とは別〈ありふれた日々〉のあれやこれや。京都・岡崎のちょっと有名な古民家地区から京都暮らしの熱量をこっそり更新中。

50年ぶりのすき焼きの麩の解釈。

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突然  流用画像からはじまりましたが

今日は〈すき焼きの麩〉の話です。

 

 

五年前。

京都から東京に嫁いだ叔母が我が家を訪ねてきたとき

ワタシが作ったすき焼きを食べて不思議なことを言いました。

「そうそうこれこれ京都のすき焼き。すき焼きには麩が入っていたのよね」

「美味しい。随分と久しぶりに麩を食べたわ」

へー東京では麩をいれないのか。関東風なんだね。その時はそー思いましたが、

その叔母も三年前に亡くなり、東京の親戚たちにその話をすると

「関東でもフツーに麩は入っているよ。叔母もフツーに食べていたよ」…えっ。

 

 

なんでなんだろう??

 

 

叔母の言葉がずーっと謎だったのですが、

今年すき焼きを作っていてようやくピンと閃きました。

叔母は「焼いたすき焼きの麩」が懐かしかったわけです。

「煮たすき焼きの麩」とは違うので。

 

 

上等な牛肉と麩とネギが京風すき焼きの三本柱。

麩はカラメル状にした大量の砂糖に少量の酒と醤油で焼くすき焼きの準主役。

そりゃそうだ。と思いながら食べる麩は

いつもより美味かったのでした。