Atelier日記「京都の平熱」by Ikeda Art Planet

京都のプロダクトデザイン事務所「イケダアートプラネット」2011年11月1日 四条烏丸から平安神宮のよこ・大正後期築の町家「京町家@Atelier」に移転しました。このHPは「和」のしつらえや提案「日本的なモノ」を求められる当社の本業とは別〈ありふれた日々〉のあれやこれや。京都・岡崎のちょっと有名な古民家地区から京都暮らしの熱量をこっそり更新中。

知らない老舗で出会った銘菓。

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400年続く奈良最古の銘菓。

郡山の街中にポツンと一軒だけ生き残った時代錯誤。御菓子司。

はたしてその菓子は

それほどに旨いのか。

 

 

わりといい。

すこし小さい。けれどこれぐらいもいい。

きな粉もいい。

少量の粒餡が口の中でほどける。

品がいい。他と少しだけ違う。

 

 

 

 

菊屋の御城之口餅。

 

豊臣秀長が兄の豊臣秀吉を茶会に招く際に「珍しい菓子」をと

初代菊屋治兵衛に命じてつくらせた逸品。

献上した菓子を秀吉が気に入り「鶯餅」の名を拝領。

これが全国の鶯餅の原型なのだそうです。

 

 

少し秀でる。

 

すべからくソコがポイント。

ずば抜けるでは他と比べられず短命で終わる。

あえてどこかを控えることで他とは異なる特徴をつくり、

後は手を抜かず基本通りに最良を突き詰めて

少し秀でる。

 

商品企画の基本通りの成功例。400年モノのチカラ。実に清しく端正、

機会があったら人にあげたくなる

ほんものの銘菓でした。