コロナ前のことを
すっかり忘れておりました。
虎屋の生菓子をいちど全て食べてみたい。そー思っていたこと。
毎月季節の生菓子が6つ出ているので
年間ならその12倍ぐらいでしょうか。
その全てを一つずつ食べに来て
七十二候の季節の移ろいを満喫したい。そんなことを考えていたのです。
…人と会うこと。出かけること。
何より愉しむことを躊躇する時間がこうも続くと
ささやかな夢は真っ先に
頭の中から消えてしまうのでした。
緊急事態宣言解除。行動は自由になりましたが
心はいまだ不自由で意識しながら
少しずつ暮らしを見つめ直しているところ。
青草を踏んで春を感じとるような細やかさにはほど遠く、
踏青の思いで過ごしております。