Atelier日記「京都の平熱」by Ikeda Art Planet

京都のプロダクトデザイン事務所「イケダアートプラネット」2011年11月1日 四条烏丸から平安神宮のよこ・大正後期築の町家「京町家@Atelier」に移転しました。このHPは「和」のしつらえや提案「日本的なモノ」を求められる当社の本業とは別〈ありふれた日々〉のあれやこれや。京都・岡崎のちょっと有名な古民家地区から京都暮らしの熱量をこっそり更新中。

潜水服は蝶の夢を見る。

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6人部屋のベッドに貼りつき

感覚の中に閉ざされて

〈思考だけの人〉になったとき

いつか京都シネマでみた

フランス映画を思い出しました。

 

 

「潜水服は蝶の夢を見る」Le Scaphandre et le Papillon

 

 

あの救いのない状況で思い出すには

残酷な映画だなーと思いましたが

思い出しちゃったのだからしようがない。つまり

私の身体は〈潜水服〉になっていました。

 

 

潜水服は重すぎる。

思考だけが空に浮かび上がるのですが 下の海にはもう戻れない。

錯乱気味の私は手を伸ばして

海の底の潜水服を見下ろし 空をただようのみ。

あの感覚

忘れません。

 

 

思い出したのは

退院して病状が少しマシになってきたから。

今の潜水服は20kg以下です。