Atelier日記「京都の平熱」by Ikeda Art Planet

京都のプロダクトデザイン事務所「イケダアートプラネット」2011年11月1日 四条烏丸から平安神宮のよこ・大正後期築の町家「京町家@Atelier」に移転しました。このHPは「和」のしつらえや提案「日本的なモノ」を求められる当社の本業とは別〈ありふれた日々〉のあれやこれや。京都・岡崎のちょっと有名な古民家地区から京都暮らしの熱量をこっそり更新中。

あらためて夏子の酒を。

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ツマとテレビ鑑賞。

 

 

 

画面には川中島の『幻舞』が。川中島はたしか女性杜氏の酒蔵。

ワタシが「夏子の酒やね」と言ったら

ツマに「夏子って誰」と返され説明するとゲンナリ

「漫画の話をされても現実の話かなんなのかさっぱりわからない」と

とどめを刺されたわけです。

 

 

ふつうワタシたちの年代なら

一般常識の範疇ですよね。社会現象。マンガとかじゃなく。

あらためて概略だけ説明を。

 

 

夏子の酒は1988年から1991年まで青年誌のモーニングに掲載されました。

造り酒屋を舞台にして酒米を題材に日本の米作り・農業問題を取り上げた社会派漫画。

多くの日本人が日本酒のことを正しく知った〈最初のきっかけ〉で

当時話題になりテレビドラマ化もされました。主演は和久井映見と中井貴一。

安酒中心からがらり変わった現在の日本酒の潮流はココにあるといえます。

男だけが許された酒造りに初の女性杜氏登場というのは新潟の久須美酒造がモデル。

幻の酒米「龍錦」は「亀の尾」がモデル。

 

 

戦後ダメになって廃れた〈日本酒〉をここまで復活させたのは夏子の酒世代。

十四代だ愛山だというのなら

夏子の酒はまさにバイブル。

真摯にうけとめていただきたいわけです。