Atelier日記「京都の平熱」by Ikeda Art Planet

京都のプロダクトデザイン事務所「イケダアートプラネット」2011年11月1日 四条烏丸から平安神宮のよこ・大正後期築の町家「京町家@Atelier」に移転しました。このHPは「和」のしつらえや提案「日本的なモノ」を求められる当社の本業とは別〈ありふれた日々〉のあれやこれや。京都・岡崎のちょっと有名な古民家地区から京都暮らしの熱量をこっそり更新中。

国宝 池大雅 十便図から釣便。

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蓑もつけず笠もかぶらず舟にも乗らず

一日東の軒端で釣りを学ぶ

客が来るたび酒を持参するので

釣り糸を垂れれば小魚がかかる

 

 

 

 

これが夢のひとつ。

 

 

 

山水画にぽつんと描かれた釣り人のように

竿一本とブリキのバケツだけをもって

枯れた釣りがしたい。

ただたんたんと。

人とか流行とか関係なく近所の見知ったじいさんの日課として。

素人なので何が釣れるのかも知りませんが

食べてもみたいし逃がしてもいい。

美術館で〈釣り人〉をみつけるたび

決まって空想しておりました。

 

 

※国宝「十便図」「十宜図」は池大雅と与謝野蕪村の合作。

〈田舎の別荘暮らしは不便だろう〉といわれた中国の文人が

10の便利なことと12のよいことを詠んだ「十便十二宜詩」を

モチーフにした文人画。

田舎もいいことたくさんありそうです。