海一列目のAtelier日記 by Ikeda Art Planet

京都のプロダクトデザイン事務所「イケダアートプラネット」1999年 四条烏丸。2011年 平安神宮横の「町家Atelier」をへて2023年11月 京都府久美浜町「海のAtelier」に移転。このHPは当社の本業とは別〈海辺に家を建てて移住しちゃった京都人の日記〉波打ち際のアトリエからこっそり更新中。

80年代のアートシーン。

 

 

美術手帳や美術雑誌を席巻していた関西の若き現代美術作家たち。

 

 

日本の現代美術は「西高東低」関西に大きくスライドしていた

あの熱かった80年代の〈美術館買取作品たち〉の企画展。

もう見ることのない

なつかし作品が大集結。

ツマに〈ゼヒミニイクヨウニ〉と遠方から指令が届いたのでした。

 

 

出品作家の母校は

京都市立芸大と大阪芸大と嵯峨美版画専攻科のみ。

そこが日本の震源地だったわけです。当時ワタシは嵯峨美の軽薄なデザイン科でしたが

ツマは年に数人だけ選ばれる嵯峨美版画専攻科生でどっぷりアートシーンの真っ只中。

なので先輩や恩師、友人知人の作品にかこまれた

この展示会は特別だったはず。

ツマは食ってくためにアートではなくデザインに身を転じたわけですが

作家として生きていたらどーなっていたか。

就職前にニューヨークの画廊から個展も勧められていたので

その話にのってたら人生は変わっていたはず。

 

 

もしとかたらればは

さておいて

ワタシもナマで見たかった有名な作品たち。

たしかにあの頃はいい時代でした。

でも今は今でしあわせなので振り返るにはいいタイミング。

これからの元気をいただきました。