Atelier日記 by Ikeda Art Planet

京都のプロダクトデザイン事務所「イケダアートプラネット」2011年11月1日 四条烏丸から平安神宮のよこ・大正後期築の町家「京町家@Atelier」に移転しました。このHPは「和」のしつらえや提案「日本的なモノ」を求められる当社の本業とは別〈ありふれた日々〉のあれやこれや。京都・岡崎のちょっと有名な古民家地区から京都暮らしの熱量をこっそり更新中。

80年代のアートシーン。

 

 

美術手帳や美術雑誌を席巻していた関西の若き現代美術作家たち。

 

 

日本の現代美術は「西高東低」関西に大きくスライドしていた

あの熱かった80年代の〈美術館買取作品たち〉の企画展。

もう見ることのない

なつかし作品が大集結。

ツマに〈ゼヒミニイクヨウニ〉と遠方から指令が届いたのでした。

 

 

出品作家の母校は

京都市立芸大と大阪芸大と嵯峨美版画専攻科のみ。

そこが日本の震源地だったわけです。当時ワタシは嵯峨美の軽薄なデザイン科でしたが

ツマは年に数人だけ選ばれる嵯峨美版画専攻科生でどっぷりアートシーンの真っ只中。

なので先輩や恩師、友人知人の作品にかこまれた

この展示会は特別だったはず。

ツマは食ってくためにアートではなくデザインに身を転じたわけですが

作家として生きていたらどーなっていたか。

就職前にニューヨークの画廊から個展も勧められていたので

その話にのってたら人生は変わっていたはず。

 

 

もしとかたらればは

さておいて

ワタシもナマで見たかった有名な作品たち。

たしかにあの頃はいい時代でした。

でも今は今でしあわせなので振り返るにはいいタイミング。

これからの元気をいただきました。