ここの現場の二階に上がって
この景色をいっぺん見てしもたらもう降りられへん。
ここらで生まれていろんな家を施工したけど。こんな景色はみたことがない。
ようこの場所みつけたな。
地元の左官屋の棟梁はいつもキュートな物言いのお爺さん。
ウレシイことを言ってくださるのです。
10枚並んだ窓ガラスは十連の屏風。
そこにぴったりとはめ込まれた海ひとつ。
空も海も刻一刻と色を変えて
正面の山に夕日が沈みきるまでじっとずっと見ていられる。
そういえば
いつ行っても左官棟梁はいらっしゃいます。
ほんとにウチが好きみたい。
あからさまに好きっていわれる経験が無く戸惑いもしますが
左官棟梁ならOKです。