海一列目のAtelier日記 by Ikeda Art Planet

京都のプロダクトデザイン事務所「イケダアートプラネット」1999年 四条烏丸。2011年 平安神宮横の「町家Atelier」をへて2023年11月 京都府久美浜町「海のAtelier」に移転。このHPは当社の本業とは別〈海辺に家を建てて移住しちゃった京都人の日記〉波打ち際のアトリエからこっそり更新中。

ELAC Adante AS-61を鳴らしてみる。

 

 

 

 

到着して開封して

最初の感想は〈ELACってハイブランド?〉

AUDIOが世界市場で生き残るには

それなりの演出が必要なのか

ぴかぴかのグロスブラックの筐体は

ロゴ入りの黒いビロード袋に包まれておりました

 

指紋がつかないようにホワイトの手袋付き

これもロゴ入り

左右それぞれについていて計4つ

つるつる手袋なんかつけて16kgのスピーカーは持てるはずがない

エルメスでもヴィトンでもなく

たんなるスピーカーにハイブランドの演出が必要なのは

“米国市場開拓を目指した戦略製品”だからかも

 

 

 

朝からいろんなジャンルを鳴らしてみた

〈ムリしてないフツーな感じで音楽自体が心地いい〉

高級HI-FIスピーカー特有の

高解像度とひきかえに神経質なところが無く

おおらかにリビングで鳴らせておける米国市場向けの音色

風のような中低音が魅力

密閉型(ウーファー&バスレフ内蔵のドロンコーンつき密閉型)ゆえ

高音も低音もナチュラルに減退していてバランスもほどよく

イコライザーも久々にFlat

楽器の分離も空間の広さも良い意味でフツー

すごく貴重な「フツー」と出会いました

 

 

 

ELACの代名詞である“高音域の素晴らしさ”の源泉

“JETツイーター”は未搭載

Adanteシリーズはドイツ製ELACの音ではないし

世界のELAC支持者からは何をいわれても仕方が無い異端児

日本でもほぼ評価されなかった名門ELACの高級シリーズ

こまかな感想は

またの機会に

でも思っていた通りで…好みの音です