到着して開封して
AUDIOが世界市場で生き残るには
それなりの演出が必要なのか
ぴかぴかのグロスブラックの筐体は
ロゴ入りの黒いビロード袋に包まれておりました
指紋がつかないようにホワイトの手袋付き
これもロゴ入り
左右それぞれについていて計4つ
つるつる手袋なんかつけて16kgのスピーカーは持てるはずがない
エルメスでもヴィトンでもなく
たんなるスピーカーにハイブランドの演出が必要なのは
“米国市場開拓を目指した戦略製品”だからかも
朝からいろんなジャンルを鳴らしてみた
〈ムリしてないフツーな感じで音楽自体が心地いい〉
高級HI-FIスピーカー特有の
高解像度とひきかえに神経質なところが無く
おおらかにリビングで鳴らせておける米国市場向けの音色
風のような中低音が魅力
密閉型(ウーファー&バスレフ内蔵のドロンコーンつき密閉型)ゆえ
高音も低音もナチュラルに減退していてバランスもほどよく
楽器の分離も空間の広さも良い意味でフツー
すごく貴重な「フツー」と出会いました
ELACの代名詞である“高音域の素晴らしさ”の源泉
“JETツイーター”は未搭載
Adanteシリーズはドイツ製ELACの音ではないし
世界のELAC支持者からは何をいわれても仕方が無い異端児
日本でもほぼ評価されなかった名門ELACの高級シリーズ
こまかな感想は
またの機会に
でも思っていた通りで…好みの音です