海一列目のAtelier日記 by Ikeda Art Planet

京都のプロダクトデザイン事務所「イケダアートプラネット」1999年 四条烏丸。2011年 平安神宮横の「町家Atelier」をへて2023年11月 京都府久美浜町「海のAtelier」に移転。このHPは当社の本業とは別〈海辺に家を建てて移住しちゃった京都人の日記〉波打ち際のアトリエからこっそり更新中。

2025年7月5日の前日。アジア観光客がまったくいない京都錦市場

 

 

 

 

まるで20年前、30年前の閑散とした写真

 

 

 

その当時ココにAtelierがあって15年ほど暮らしていたが

ここまで人がいないのは見たことが無い

ぽつぽつ見えるのは

欧米の観光客がちょっとだけ

昔より日本人観光客までぐぐっと少ない

ココはいつもは人だらけの〈錦市場の入口で大丸京都店の北側〉

 

 

“大災害の日”7月5日の前日

 

 

同じ金曜日の14時なら

いつもはアジア各国と欧米観光客が歩行者天国気分で溢れていて

クルマを前に進めるのが難しい地点

視界の中に世界津々浦々

100人は入ってそうな場所

5月の時点ですでに香港の宿泊客は例年の半分にまで減り

そのまま問題の日の前日になって

京都の街角はご覧のようにスカスカになったわけです

 

  “観光というものの脆さ”

  “情報の価値と影響”

  “正否よりも気分が結果に直結してしまう現実のゆるさ”

 

たぶん何ごとも無く“大災害の日”は過ぎてゆきますが

それが問題なのではなく

今回のようなことがフォーマットになる世界のスタンダードが怖い

 

 

京都にいって現実を見てひどく怖くなりました