まるで20年前、30年前の閑散とした写真
その当時ココにAtelierがあって15年ほど暮らしていたが
ここまで人がいないのは見たことが無い
ぽつぽつ見えるのは
欧米の観光客がちょっとだけ
昔より日本人観光客までぐぐっと少ない
ココはいつもは人だらけの〈錦市場の入口で大丸京都店の北側〉
“大災害の日”7月5日の前日
同じ金曜日の14時なら
いつもはアジア各国と欧米観光客が歩行者天国気分で溢れていて
クルマを前に進めるのが難しい地点
視界の中に世界津々浦々
100人は入ってそうな場所
5月の時点ですでに香港の宿泊客は例年の半分にまで減り
そのまま問題の日の前日になって
京都の街角はご覧のようにスカスカになったわけです
“観光というものの脆さ”
“情報の価値と影響”
“正否よりも気分が結果に直結してしまう現実のゆるさ”
たぶん何ごとも無く“大災害の日”は過ぎてゆきますが
それが問題なのではなく
今回のようなことがフォーマットになる世界のスタンダードが怖い
京都にいって現実を見てひどく怖くなりました