


あたらしくて旨い店はもちろんあるが
〈あの時代のあの店にもう一度行ってみたい〉そんなのは無理な話
お店もお客も歳をとるし店も客も現役世代ではない
京都の昭和名店ははぼ無くなり
残った有名店も
風情は残しつつも今風に変化している
あの時代の昼食シーン…
会社をとびでてネクタイを胸ポケットにいれ
カウンター席で揚げたてのカツやエビフライにソースをかけて
匂いも気にせずがっがっ食べていた
いつからエビフライの海老は作り物に変わったのか
ラードで揚げるのは良くないことだったのか
当時100点だった美味しかったものが
どんどん減点されて今は70点がフツーだと言われている気もする
すりゴマやドレッシングは平成の発明品で加点なのだが
それとこれとは別である
西舞鶴のとんかつ屋「橋政」で“橋政定食”を食べた
カウンターはサラリーマンだらけで途切れず満席
はじめていった店だけど“あの時代のまま”現役で稼働している奇跡
すこしグッときたので
海辺にでた
波をみながら油を落とす
海辺の街のとんかつ屋はこーいうこともできるので
なかなかよかった