〈39年前に買ったらしいNationalという謎のメーカーのガス炊飯器がまったく壊れない。
しかも最新型炊飯器より米が美味く炊ける〉
これは松下電工を知らない世代のPanasonicの都市伝説。
そして〈保証期限終了の翌日にタイマーが作動して壊れる〉これがソニータイマー。SONYの都市伝説。
そーいうことじゃないのはご承知の通り。
ひさしぶりにSONY製品を買ったので
改めて感じたのでした。
SONYは家電メーカーではないということ。
もちろんイイ意味で。
音はソコソコでしたが
トータルでヨカッタ。
ワタシ的にChina物に僅差で勝った要因は
たしかにSONYらしさでした。
※ここからはワタシの覚え書き。
読まないでけっこうです。
創業者の盛田昭夫が言った言葉
〈映像と音の機器を扱うならコンテンツを扱わないとわからない〉は有名。
IPビジネスとM&A体質なのは昔からで
販売するモノは理想を実現させるための夢のツール。
当初からNationalの日本全国の生活を向上させる家電作りとは異なるわけです。
日本企業の技術力イメージランキングはいまだSONYがトップ。
指標とされる国内特許出願件数のランキング1位はトヨタ。キャノン。Panasonicと続き
HITACHIが4位で家電メーカーは上位にランキング。
対して2023年のSONYは107位。ここがPanasonicや家電メーカーと異なるところ。
SONYのトリニトロン。デュポンのNyionやTeflon。GORE-TEXなどがいい例ですが
たんに特許を取得できても最大20年間の権利しかなく、
〈半永久的に認められる商標権〉と融合させ世間に伝えるのがSONYの上手なところ。
広く認知されることで〈権利の延命化〉が認められ続けるのでした。ナイキのAIRとかもそう。
特許の扱いとイメージ造りが日本でいちばんの企業がSONY。
製品の出来は問題ですがビジョンは感じさせるわけです。
TOYOTAはHYUNDAIよりモノ作りが上手いか。
今はそこが問題です。