Atelier日記 by Ikeda Art Planet

京都のプロダクトデザイン事務所「イケダアートプラネット」2011年11月1日 四条烏丸から平安神宮のよこ・大正後期築の町家「京町家@Atelier」に移転しました。このHPは「和」のしつらえや提案「日本的なモノ」を求められる当社の本業とは別〈ありふれた日々〉のあれやこれや。京都・岡崎のちょっと有名な古民家地区から京都暮らしの熱量をこっそり更新中。

ちょうど2年がたちました。

 

 

あさ救急車で搬送。人生の分岐点。

ようやく過去になったので振り返ります。

 

 

 

病室の写真は入院の翌日。目が回り続けて倒れたまま。

やっと手だけが動きピースサインを撮影してメール送信したところ。

鉄のように手が重かった。

写真の朝の景色は退院する日。搬送の九日後。

入院三日目にベッド横のトイレまで器具歩行できるようになり

四日目にベッドに腰掛け少しだけ食べれるように。

五日目にはじめてコーヒーを口に含みました。

退院までけっこうかかりましたが自宅療養がもっと長かった。

カラダの制御を失ったので30秒の片足立ちは半年かかった。

通常散歩と自転車は3ヶ月後から。

なぜかクルマは2ヶ月後。

多少平衡感覚が壊れていてもクルマの操縦と安全確認は出来るんですね。

なんで老人が免許返納しないのかよーくわかりました。

リハビリは今でも続けています。

 

 

壊れたほうの三半規管はいまだポンコツ

他人のカラダを操縦している感覚。

カラダを起こして横を向いてカップをつかんで口に運んでコーヒーを飲む。

ロボットみたい。慣れましたがムダに疲れます。

片耳の聴力がほぼ消えたのですが

正常な耳に悪さするので雑音のあるところでは女性の声の音域は聞き取れません。

これも慣れの問題。笑顔で補完。ぜんぜんOK。

眼振はなおらず。朝夕はめまい。たぶん今でもカヌーは乗れない。スポーツはムリ。

スキーもムリかな。でもそんなぐらい。

周りの人は気がついてないはず。こーいうひとって多いらしい。

 

 

 

ツマは梅雨がくるたびにあの日のことを思い出すそーです。

ほんと申し訳ない。感謝してます。

これが二年目の今の状態。

ほんと感謝です。