少年時代は金属との歴史。
自転車を自分で組み始める頃に
鋳鉄・アルミ・ハイテン鋼・クロームモリブデン鋼など各種強度や特性の違いを知り、
フライロッドをオーダーする頃には
本体のカーボン・ウッドだけでなくニッケルなど各種合金の色香に溺れるのでした。
Stainless Steelは直訳すると錆びない鉄。
時計やカメラに興味を持つと
万能神のようなステンレスが実はほぼほぼ鉄であることに驚き、
ニッケルやクロムとの合金で18-8や316Lから904Lなどの高級ステンレスが生まれることを知る。
そんなステンレスの時計でも微量のニッケルが反応して金属アレルギーをおこす人がいて
それを克服した新素材が80年代のエース。チタン。時計やドライバーヘッドから出会うわけです。
すべては経験。
ニッケルの色。ステンレスの色。アルミの色。チタンの色。色味は体得しておりますが
世間でいわれる〈スチールグレー〉は各々すこし誇張した色。
誇張するということは実物以上に期待に応えること。なのかも。
本日チタンの時計を注文しました。
実物見てないので色味がよくわかりません。実際チタンって昔以上に金属の色が変えられるのです。
素材の色をどれぐらいで調整しているのか。
みんなが求める〈チタングレー〉時代が変われば変わります。