久美浜湾の暗闇の中。ポツンと灯りがついているのはウチだけか。
ここは玄関ではなく海側に面した"裏口"たんなる海辺。
昼も夜も海から来る人なんていない。本来は灯りで出迎える必要すら無い。
門構えも自己満足の世界。つまり
必要ないところに玄関より10倍立派な"海門"がようやく完成。
フランク・ロイド・ライトの落水荘に感動し建築に惹かれ
学んでから45年後の出来事。
そもそもワガヤの本当の玄関側には窓が一つも無く
玄関扉さえ見えず全面が壁。
玄関が存在しない"作業工場か要塞"と言われておりましたが半分は正解。
なぜならワレワレにとって
"海門"こそココロの玄関だから。
この家は海と対峙するための装置。海側に全集中したわけです。
厳島神社なら"海門"は不明門なのでしょうがここはリゾート地。
ボートが運び出せるように大きめの門にしてありまーす。