京都のビルの屋上
りっぱな桜が咲いていた
記念写真を撮ってから
よくよくみるとニセモノだった
そのあとクルマで岡崎の辺りを走っていたら
一年半前まで住んでいた“我が家”の辺りに消防車
完全封鎖で大変だーと有料駐車場にわざわざ駐めて見にいくと
ギリ西の隣町で鎮火済み
せっかくなので“我が家”がどーなっているか覗いてみた
今はフランスの方が住んでいるらしい
ワレワレが“デカい沈丁花”などをごっそり久美浜に移住させたので
土がむきだしのまま何もなく閑散としていた
語学教室をしているのだろうか
子供の自転車がいっぱいあった
次の歴史が刻まれている
築100数年の京町家だったが
そのうちの12年はワレワレとの歴史だった
そして1200年の京都の街で生まれ60年暮らしたワタシはもうココにはいない
もちろん1200年連れ添った人間なんていないので
やがて誰もがココから離れていく
京都市は京都人の集合体
そうやって人間を消費して進んでいくギュウギュウの街
外から眺めるこの街は
大阪万博のミャクミャクのようだ
このキャラクターはまさに大阪だと感じていたが
京都府民になったいまのワタシには
むしろ京都の街ソノモノに見える